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この分野に関心を持つ人にとって極めて優れた教科書です。
生命倫理問題を扱う際の論拠となる理論を挙げ、その歴史的経緯や長所欠点を平明に解説しています。ついで個別の具体的な問題を目配りよく項目としてかかげ、それぞれの賛成論反対論、またその根拠について明確に説明がなされています。この分野に関心がある人は自分なりの意見や感想を持っている人も少なくないと思うのですが、自分自身の意見はいったい何を論拠としているのか、位置づけを理解することができ、次のステップに進むことができます。
何よりもこの本がすぐれているのは、医学的、法律的なバックグランドに立っており、原理にかたよらず現場を踏まえながら書かれている点です。
生命倫理に関心のある人は必ず読むべき入門書と言えます。
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